ドライバーもアイアンも調子良かったのに、アプローチが上手くいかなくてスコア悪かったな・・・。
こんにちは、けんてぃです。
今回は、アプローチについて解説していきたいと思います。
アプローチショットは、グリーンまわりからカップに寄せるためのショットです。
アプローチは地味なショットなので、練習場では球がもったいない気がしてあまり練習しないという方もいると思います。
しかし、練習不足でアプローチが上手くできなくて、思ったよりスコアが悪くなってしまった・・・。なんてこともご経験があるのではないでしょうか?
アプローチはゴルフのスコアアップのために大事な要素だったりします。
また、アプローチがうまくなることで、スコアアップ以外にも「ドライバーが安定する」「飛距離が伸びる」「プレー中のメンタルが安定する」といったさまざまな効果があります。
この記事では、そんなアプローチについて解説していきます。
記事の後半では、上達するためのコツや練習方法も紹介しているのでぜひ最後まで読んでみてください。
この記事でわかること
- アプローチが上手くなるメリット
- アプローチの種類と特徴
- アプローチの正しい打ち方
- アプローチを上達させる練習方法
Contents
アプローチとは
アプローチとは、グリーンまわりからピンに寄せるためのショットのことを指します。
明確に何ヤード以内のショットをアプローチとするかは、とくに決まっていません。
アプローチは、主にウェッジ系のクラブを使ってコントロール重視で打ちます。
簡単そうですが、ダフって距離が全然足りなかったり、トップしてグリーンを大きくオーバーしてしまったりとスコアが悪くなる原因にもなります。
ドライバーやアイアンの調子が良かったのになぜかスコアが微妙・・・という方は、振り返ってみるとグリーンまわりで細かいミスが多かったりするのでは無いでしょうか。
この記事の後半では、そんなアプローチの打ち方や練習方法についても解説しているのでぜひ最後まで読んでみてください。
ポイント
- アプローチとは、ピンに寄せるためのショット
- 明確に何ヤード以内がアプローチというのは定義がない
- ウェッジ系のクラブを使ってコントロール重視で打つ
アプローチがうまくなるとどんなメリットがある?
アプローチについて解説しましたが、続いてはアプローチがうまくなることによるメリットをお伝えします。
アプローチがうまくなると、当然スコアがよくなるのですが、それ以外にもメリットがあります。
それは、以下の3つです。
アプローチがうまくなるメリット
- 芯に当たりやすくなり、他のショットも安定する
- ドライバーの飛距離が伸びる
- ミスに強くなるため、メンタルが安定する
アプローチはビジネスゾーンと呼ばれる、スイングで最も重要な部分の動きを学ぶことができます。
ビジネスゾーンについては別記事でも解説していますが、ビジネスゾーンを正しく振ることができるようになると、他のクラブでも芯に当たりやすくなります。
【超重要】ゴルフ上達の必須条件!「ビジネスゾーン」とは。。?
また、同様の理由でドライバーの飛距離を伸ばすことも可能です。
アプローチはショットの基本となるハーフスイングでの動きが詰まっています。
アプローチがうまくなる事によって、球を捕まえる感覚を養うことができるため、ドライバーの飛距離アップにも繋がります。
実際に、アプローチをたくさん練習したあとにドライバーを打つと、球が捕まり飛距離が伸びていることもあります。
アプローチがうまくなることにより、ミスに強くなるというメリットもあります。
ティーショットやセカンドショットでミスがあったとしても、アプローチで取り返すことができるためです。
アプローチでしっかりミスを取り返せるようになると、ちょっとしたミスでは慌てなくなりメンタル強化に繋がります。
ゴルフはメンタルのスポーツでもあるので、この効果は絶大ですね。
アプローチの種類
アプローチの概要や、うまくなることのメリットについて解説してきました。
続いては、アプローチの種類をご紹介していきます。
アプローチは、打ち方によって何種類かに分けられます。
今回は、主要な3つのアプローチの種類について解説します。
アプローチの種類
- ランニングアプローチ
- ロブアプローチ
- ピッチ&ラン
ランニングアプローチ
ランニングアプローチは、ボールをほとんど上げずに転がして打つアプローチです。
パターの延長のようなイメージで打つことができます。
比較的ミスショットが出づらいので、初心者にもおすすめです。
グリーンまわりで、手前にバンカーなどがない場合はランニングアプローチを選択する場合が多いです。
ロブアプローチ
ロブアプローチは、ランニングアプローチの反対でボールを高く上げるように打ちます。
テレビの中継とかで、ふわっとボールを上げてピンの近くでピタッと止めるような場面をみたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
難易度はかなり高いですが、砲台グリーンなど、ボールを高く上げる必要がある場面において役立ちます。
ピッチ&ラン
ピッチ&ランは、ランニングアプローチとロブアプローチの中間にあたります。
ロブアプローチよりは低めに打ち出して、転がしてピンに寄せていきます。
グリーンの端に落として転がすイメージで打たれることが多いです。
グリーンまでちょっと距離がある、バンカーが手前にあるので浮かせたい、という場面で使います。
(参考)アプローチでパターを使う?
アプローチでパターを使うという選択肢もあります。
ルール上も特に問題ありません。
アプローチでパターを使うメリットとしては、ミスショットのリスクを抑えることができるということです。
通常のアプローチショットでは、ダフリやトップといったミスの可能性がありますが、パターを使えばそういったミスはなくなります。
アプローチでパターを使う際には、グリーン上と転がり方が異なるので、思ったより強めに打つなど注意が必要です。
ポイント
- グリーン周りのアプローチでは、パターも使える
- 思ったよりも強めに打つのがコツ
アプローチで意識するべきこと
アプローチの種類について解説してきました、
続いては、アプローチで意識するべきことを解説します。
アプローチならではのコツもあったりするのでぜひ最後まで読んでみてください。
ポイント
- 小さく構える
- 手首で打たない
- 寄せるイメージを持つ
小さく構える
アプローチではなるべくコンパクト構えるようにしましょう。
詳しい構え方や打ち方は後ほどご紹介しますが、コンパクトに構えることでコントロール性を上げることができるようになります。
また、小さく構えることでクラブを操作しやすくなります。
そのため、ダフリやトップといったミスショットをできるだけ減らすことも期待できます。
自分では小さく構えているつもりでも、鏡で見ると他のクラブと同じ構えになっている場合もあります。
自分が思っている以上に小さく構えることを意識してみましょう。
手首で打たない
アプローチはスイングが小さいので、手首でちょこんと打っているように見えてしまいます。
しかし、それでは安定したショットにはなりません。
どんなに小さいショットであっても、必ず全身を使うように意識しましょう。
特に手首の動きはダフリやトップに直結します。
なるべく手首はを使わずにスイングすることを心がけましょう。
寄せるイメージを持つ
アプローチでは、イメージをしっかり持つことも重要です。
どんなふうに球が飛んで、どこに止まるかをしっかりイメージして打つようにしましょう。
最初はなかなかイメージどおりに飛ばないかもしれませんが、何度も練習するうちにイメージが掴めてくると思います。
イメージを固めるには、アプローチをしっかり練習しておくことも必要不可欠となります。
アプローチの練習方法については記事の後半で解説していくので最後まで読んでみてくださいね。
アプローチの打ち方
続いては、実際にアプローチの打ち方について解説していきます。
アプローチがうまくなるとゴルフがもっと楽しくなるので、打ち方についても学んでおきましょう。
初心者はピッチ&ランを覚える
先ほど、アプローチの種類について解説しました。
どのアプローチショットを打ったらいいか迷いますよね。
初心者は、ピッチ&ランから覚えておくと良いです。
一番使い勝手がよく、転がして寄せる感覚も掴むことができるためです。
具体的な打ち方は後述します。
AW(アプローチウェッジ)などを使って、ピッチ&ランの軌道になるように意識しましょう。
なるべく短くグリップを持って、体全体を使って打つのがコツです。
アプローチの構え方
アプローチを打つ際には、スタンス(足の幅)はなるべく狭くします。
拳一個分くらいのイメージで十分です。
左足のつま先をやや外側に向けて、オープンスタンス気味に構えると打ちやすくなります。
体重は少し左足に寄せて、グリップは短く持ち、ハンドファースト気味に構えます。
ボールはスタンスの真ん中か少し左側におくと構えやすくなります。
以上が基本的な構え方ですが、自分が打ちやすいようにアレンジしても大丈夫です。
ハーフスイングで打つ
基本的な打ち方は他のクラブと変わりませんが、アプローチでは短い距離を狙っていくので、スイングの幅が小さくなります。
いつもの半分くらい(ハーフスイング)で振るようにしましょう。
このとき、バックスイングとフォロースルーがだいたい同じくらいの幅になるように意識するのがコツです。
バックスイングが小さいのに、フォロースルーが大きくなってしまうとミスの原因になります。
また、スイングの途中で力を抜いて距離を合わせようとするのもやめましょう。
小さいスイングでも、しっかりと振り抜くように意識すると、ミスを減らすことができます。
【初心者必見】アプローチショットがうまくいかないたった一つの理由
このとき、振り抜くとオーバーしてしまうのでは・・・?と考えてしまう場合はちょっと練習不足かもしれません。
振り幅によってどのくらいの距離になるのか、しっかり練習場で把握しておきましょうね。
アプローチの練習方法
アプローチの打ち方についても解説してきました。
続いては、アプローチの練習方法について解説していきます。
アプローチで重要なのは距離感です。
距離感を養うことによって、グリーンオンからのパッティング数を減らしていくことができるようになります。
ここでは、距離感を養うための練習方法を3つご紹介します。
ポイント
- 30ヤードショットで距離感を覚える
- 振り幅で距離を変える
- ボールが転がる感覚を覚える
10〜30ヤードショットで距離感を覚える練習
ラウンド中、10〜30ヤードくらい残してアプローチを打つ場面は結構多いです。
そのため、10〜30ヤードの距離感を覚えておくと、非常に強い武器になります。
ポイントは、目標地点までのランを含めて距離感を覚えることです。
例えば、10ヤードを狙うとしたら、ちょうど10ヤードの地点にボールが落ちるのではなく、手前にボールを落として転がすように意識します。
まずは10ヤードから始めて、20ヤード、30ヤードと徐々に距離を伸ばしていきましょう。
30ヤードまで距離感を掴むことができるようになれば、100切りを十分目指せるレベルとも言えるでしょう。
片手打ち練習
ゴルフのスイングは、基本的に両手を使って行いますが、片手打ちで練習するという方法もあります。
本来両手で行うスイングを片手一本で行わなければいけないため、全身が上手く使えていないとまともにスイングすることができません。
片手打ち練習をすることによって、アプローチのような小さなスイングでも体全体を使ったスイングにしていくことが可能です。
また、片手打ち練習はアプローチだけでなく他のクラブのスイング矯正にも効果的です。
左足一本で立ってスイング
アプローチは小さいスイングなので、体重移動が上手くできないことがあります。
バックスイングで腰が右に動き、右足体重になったままスイングすると、ダフリの原因にもなります。
そんなときは、左足一本で立ってスイングする練習がおすすめです。
いつもどおり構えた後、右足を半歩後ろに下げて、つま先を地面につけます。
左足に重心があることを確認して、その状態でスイングを行います。
強制的に左足体重にすることができるので、スイングが安定し、ダフリやトップといったミスが無くなります。
アプローチのおすすめ練習器具
アプローチの打ち方や練習方法について解説してきました。
続いては、アプローチを自宅で練習できるようにするためのおすすめの練習器具をご紹介します。
アプローチの練習は、器具を揃えて工夫することで自宅でもできるようになります。
練習場では、なんとなく球がもったいなく感じてしまうアプローチですが、自宅で練習できるようになれば本番でも安心してプレーできますね。
今回は3つの練習器具についてご紹介していきます。
おすすめ練習器具
- ダフリチェックマット
- 室内用ゴルフネット
- 室内練習用のボール
ダフリチェックマット
最初にご紹介するのは、ダフリチェックマットです。
アプローチでのダフリやトップはスコアに大きく影響するため、できれば直したいですよね。
練習場ではダフらず上手く打てるのに、本番になるとダフってしまう・・・なんてことありませんか?
その理由は、練習場のマットと本番の芝の違いにあります。
練習場のマットは硬いため、ボールの手前の地面にクラブがあたっても、ヘッドが地面の上を滑るようにして移動するため、ダフらずに当たります。
対して本番は本物の芝なので、クラブが地面をえぐって刺さってしまうのです。
ダフリチェックマットでは、アプローチの際にどの位置でクラブが地面についているかチェックすることができます。
ボールよりも手前に跡がついてる場合はダフっているというサインになります。
アプローチでダフリやトップが気になる形はぜひ取り入れてみてください。
室内用ゴルフネット
続いてご紹介するのは、室内用のゴルフネットです。
ネットに向かってボールを打つことでアプローチの練習を行います。
ネットには的がついているものもあり、アプローチでのコントロールを鍛えるのにピッタリです。
室内でアプローチを練習する場合には、先程ご紹介したダフリチェックマットのようなマットと、この後ご紹介する室内練習用のボールをあわせて使うと、家具や床を傷つけることなく練習することができるのでおすすめです。
室内練習用のボール
最後にご紹介するのは室内練習用のボールです。
室内で打っても大丈夫なように柔らかい素材でできています。
アプローチは素振りだけでなく実際にボールを打って距離感やコントロールの感覚を覚えることが重要です。
室内練習用のボールとマットがあれば、室内でも効率よくアプローチの練習ができますね。
アプローチのまとめ
今回の記事では、アプローチについて解説をしていきました。
アプローチは、スコアにも直結する非常に重要なショットです。
特に30ヤード以内のアプローチを確実に寄せられるようになれば、100切りの達成にも近づくことができます。
一見地味なので練習が後回しにされがちですが、アプローチは他のショットにもつながる基本が詰まったショットなのでぜひ練習してみてください。
アプローチをもっと上達させたい場合はスクールで習うというのもありです。
専門の指導者が教えてくれるので、効率よく上達を目指せます。
アプローチだけでなくほかのクラブも教えてもらえるのでおすすめです。