最近パターの調子がすこぶる悪い。
先日のラウンドでは40パット以上も叩いてしまい、スコアは101。
昨年は当然のように100を切っていたはずだし、パターも得意だったのにまったく入らなくなってしまった。
どうにか解決したいと思い、あることに集中したところ後半4ホールは3パットなし。
なんなら最終ホールではそこそこ長い距離を1パットで沈めてバーディが取れた。
その「あること」とはタイトルの通り、「ラインを意識しないこと」を意識すること。
今回の記事では、パターの調子が悪くなった理由とだんだん調子が戻ってきた理由を考察していこうと思う。
Contents
なぜパターの調子が悪くなったのか
そもそもなぜパターの調子が悪くなったのかを考えてみる。
パッティング不調の要因は、打ち出したい方向に打ち出せていないことだというのは、ラウンド中に気がついた。
狙った方向に打ち出せていないので、ラインに乗らないし距離感も狂っていく。
打てど打てどもカップに入らず、ワングリップOKをもらって3パット4パットが続くような苦しい状況で、焦りも出てきていた。
しまいには1m弱のショートパットすら外していく始末。
正直、心が折れそうになりました。
しかし諦めず、打ち出したい方向に打ち出せないのはなぜか?と考えてみることに。
そこで気がついたのは、ラインに乗せることを意識し過ぎなのでは?ということだ。
打ち出したい方向に打ち出せないのは、ラインを意識しすぎなことにあるのでは?と気づく
この記事を読んでくれているあなたも、パッティングの際にはストロークの前にラインを読むだろう。
傾斜や芝目を見て、スライスなのかフックなのか、上りなのか下りなのか、程度はどのくらいなのかなど…。
グリーン上のさまざまな情報から、どこにどれくらいの力で打っていくかを決めていくはず。
そこで気がついたのは、ラインに乗せようとするために、無意識に手先でフェースコントロールをしているのではないかということだ。
「ここはスライスラインだ」と読んだとき、カップの左端をしっかり狙って構えているのにもかかわらず、無意識に引っ掛けるような打ち方をして、狙った場所よりさらに左に打ち出してしまう…なんてことになっているのでは?と。
これが正しいとすると、ラインを意識せずにまっすぐ打つことだけ考えればいいのでは?と思い始めた。
気がついたきっかけはKING GOLFのワンシーン
このことに気がいついたきっかけは『KING GOLF』というゴルフ漫画のワンシーンを思い出したからである。
ややうろ覚えだが、主人公のライバルが試合中にパッティグ不調に陥りピンチになったとき、あることがきっかけで調子を取り戻すシーン。
子どもの頃はごちゃごちゃ考えず「目標を決めてまっすぐ打ち出す」ことだけに集中していたことを思い出し、だんだんと調子を取り戻していった。
状況は違えど、考え方は同じなのでは?と考察し、試してみることに。
ラインを意識せず、目標方向に打ち出すことだけ考え始めたらだんだんうまくいくようになる
気づいた頃にはすでに後半もスタートしていたが、打ち出し方向だけを意識し始めることに。
そこからもなかなか距離感があわなかったり、カップに嫌われたりと苦しい展開が続いたものの、前半にあった「まったく入らないイメージ」は徐々に薄れて手応えも感じてくるようになる。
OKでカップインせずに終わっていたホールが明らかに減って、しっかりカップ入れることができるようになっていたのも大きな進歩である。
最終ホールでは4,5m程度のやや長めのパッティングをしっかり1パットで沈めてバーディをとるまでに…。
この時点で、ほぼ完璧にパッティングの調子は取り戻すことができていた。
ラインの世界とストロークの世界を分けることを意識しよう
このラウンドの少しあとに、自分の考えが間違ってなかったことを裏付けるような動画も見つけたのでシェアしておく。
この動画で学べることを要約すると
動画要約
- プロゴルファーはラインの世界とストロークの世界をわけて考えている
- アマチュアはラインにとらわれてまっすぐ打てていないことが多い
- 目標を決めてまっすぐ打つことだけ意識するとパターが入るようになる
- この感覚を身につけるための練習方法は、実際のグリーンでワングリップ先に目標を定めて底に向かってストロークすることである
ぼんやりと考えていたことがこの動画で言語化されており、より解像度が上がったので、次回のラウンドでも明確に意識して臨みたいと思う。
パターの調子が悪い、苦手に感じるという方はぜひ上記の動画も合わせて確認してみてください!