アプローチやアイアンで距離を打ち分けることは、スコアアップに必須なスキルの一つです。
「アプローチで距離の打ち分けが正確にできればもっとスコアが伸びるのに・・・」という悩みを持つ人も多いでしょう。
この記事では、「振り幅の型」を覚えることで距離を打ち分ける方法を紹介します。
距離の打ち分けを身につければ、グリーンをオーバーしたりショートしたりする、「無駄な一打」をなくせるため、スコアアップにつながるでしょう。
「距離感は感覚だ」とも言われますが、その感覚がわからないから困っている人も多いハズ。
この方法は、初心者でも簡単に距離の打ち分けが可能です。
この記事を参考にして、ぜひ実践してみてください。
Contents
ゴルフの飛距離の打ち分けはスイング幅の型を作ることで身につく
ゴルフで距離を打ち分けるには、以下の2つの方法があります。
距離の打ち分け方
- クラブの番手を変える
- スイング幅で調整する
どちらも距離を打ち分けられますが、スイング幅での調整を身につけるのがおすすめです。
番手を変えるだけでは調整できない飛距離もあり、スイング幅での打ち分けができると実践でも役立ちます。
この記事では、スイング幅で飛距離を打ち分ける方法として「スイング幅の型を作る」方法を紹介します。
距離感が無くても型に当てはめれば狙った距離で打てるようになる
ゴルフの距離感は「感覚だ」と言われることが多いですが、これは経験豊富なゴルファーが何万球も打って身についた感覚を指しています。
初心者や月イチゴルファーがこの感覚を身につけるには、かなり時間がかかるでしょう。
スイング幅の型を作る方法であれば、誰でも狙った距離で打てるようになります。
距離の打ち分けに悩んでいる人は、これから紹介する方法を試してみましょう。
ゴルフは止まっているボールを打つので、同じ打ち方をすれば同じように飛んでいく
なぜ、型に当てはめると狙った距離で打てるようになるのでしょうか。
それは、ゴルフは止まっているボールを打つからです。
ボールが止まっているので、クラブのインパクトしかエネルギーが加わりません。
そのため、毎回同じ打ち方をすればほとんど同じようにボールが飛んでいきます。
型に当てはめる事によって「同じ打ち方」をしやすくなり、いつでも同じ距離感でボールを打てるようになるのです。
コース本番では風や傾斜の影響を受けるので全く同じにはなりませんが、それでも安定して狙った距離で打つことができるでしょう。
力加減で調整しないため、毎回同じ距離で飛ばしやすい
ゴルフ初心者や距離の打ち分けができない人の中には、力加減で飛距離を調整してしまう人もいます。
この方法は安定しないので、この記事で紹介している「型に当てはめる方法」を身につけましょう。
力加減で飛距離を調整すると、スイングが毎回変わります。
先述したとおりゴルフボールは止まっているので、スイングが変わればボールの飛び方も変わるでしょう。
また、途中で力を入れたり抜いたりすると、スイングが崩れます。
一度崩れたスイングがクセになり、直すのに苦労する・・・なんてことも。
型を作って当てはめる方法であれば、毎回同じスイングで距離の打ち分けができます。
そのため、安定して距離の打ち分けを身につけられるのです。
飛距離の打ち分けを型で覚えることができるとスコアが伸びる
飛距離の打ち分けができると、スコアが伸びます。
その理由は大きく2つです。
ポイント
- 本番でミスを減らせる
- ピンから大きく外れない
1つずつ詳しく説明します。
型で覚えれば本番のミスを減らせる
型で覚えることで、本番のミスを減らせます。
スイング幅を型で覚えると、毎回同じスイングを再現しやすいです。
しっかり練習して型を覚えれば、本番でも同じスイングができます。
型に当てはめて練習することで、身体にスイングを覚えさせることができるのです。
ミスが減れば、その分スコアが良くなります。
ピンから大きく外れることがなくなり、無駄な一打を減らせる
距離の打ち分けが安定すると、ピンから大きく外れる「無駄な一打」を減らすことに繋がります。
具体的には、グリーンをオーバーしたり届かなかったりする一打です。
仮に18ホール中半分の9ホールで、無駄な一打がなくなれば9打分スコアがよくなる可能性がありますよね。
9打もスコアアップできれば、100切りや90切りといった目標達成も見えてくるでしょう。
後半からは、具体的な練習方法を紹介するのでぜひ試してみてください。
距離の打ち分けを身につける具体的な練習方法
ここからは、具体的に距離の打ち分けを身につける練習方法を紹介します。
先述したとおり、距離の打ち分けには「スイング幅の型を覚える方法」が効果的です。
型を覚えるための具体的な練習方法は以下の通りです。
距離の打ち分けを身に付ける練習方法
- Pシステムをベースに型の種類を覚える
- 型によってどのくらい飛距離が出るか確認する
- 決まった型(振り幅)で決まった飛距離が出るように練習する
- 中間の飛距離を感覚的に身に付ける
上記の流れに沿って練習することで、効率よく距離の打ち分けが身につきます。
①Pシステムをベースに型の種類を覚える
まずは、型の種類を覚えましょう。
スイング幅の型にはいくつか種類があり、覚えてから練習すると効率よく練習できます。
スイング幅の型を覚えるのに便利なのが、「Pシステム」です。
Pシステムとは、ゴルフのスイングを下図のようにP1〜P10に分けたものを指します。
世界基準の用語になっているので、覚えておいて損はないです。
距離の打ち分けを身につけるために、P2〜P4の3つのポジション覚えましょう。
バックスイングの幅によって飛距離の打ち分けを行うためです。
具体的には以下の通りとなります。
覚えるべきポジション
P2は「クラブが地面と平行になっているポジション」
P3は「左腕が地面と平行になっているポジション」
P4は「トップまでクラブを上げたポジション」
まずはこの3つを型として覚えましょう。
スイング幅によってどのくらい飛距離が出るか確認する
次に、実際にP2,P3,P4でスイングして飛距離を確認しましょう。
正確に距離を打ち分けるには、クラブごとに自分の飛距離を知っておく必要があります。
クラブはウェッジや7〜9番アイアンがおすすめです。
ドライバーやウッド系のクラブにくらべて扱いやすく、練習に適しています。
コースで飛距離の打ち分けは、アイアンやウェッジで行うことが多いのも理由です。
飛距離の確認は何球か打って確認しましょう。
スイングにはばらつきがあるため、一球だけでは距離の確認ができません。
何球か打って、平均した飛距離を覚えましょう。
決まった型(振り幅)で決まった飛距離が出るように練習する
型を覚えて飛距離を確認できたら、決まった飛距離で打ち続けられるように練習しましょう。
先述したとおり、スイングにはばらつきがあります。
このばらつきを可能な限り減らす練習をしましょう。
練習方法はシンプルです。
使用するクラブと振り幅を決めて、ひたすら同じ距離で打てるように打ち続けます。
何度も打ち続けることで、身体に型を覚えさせることができるのです。
これには近道がないので、地道に続けてください。
より正確に距離感を身につけたい場合は、距離計やスイング計測器を使用すると便利です。
距離計やスイング計測器を使えば、実際の飛距離を数値で確認できます。
目視でも十分確認できますが、数値になって確認できるとよりズレを確認しやすくなるため効率アップにつながるでしょう。
中間の飛距離を感覚的に身に付ける
コース本番では、グリーンまで微妙な距離を残してしまうことがあります。
例えば以下のような状況です。
例
【AWの飛距離】
P2:30ヤード
P3:65ヤード
【実際に残った距離】
50ヤード
微妙な距離を残してしまうと、距離の打ち分けを覚えた意味がなくなってしまいますよね。
そんなときのために、中間の距離感を身につけておきましょう。
上記の場合は、P2とP3の中間の振り幅でスイングすることで50ヤードに調整できます。
決まった型で飛距離の打ち分けができるようになったら、本番を意識して中間の飛距離も打てるように応用練習をしましょう。
型を覚えているからこそ、中間の飛距離も調整しやすくなっているはずです。
距離の打ち分けは型を覚えて身につけよう
繰り返しですが、ゴルフの距離の打ち分けは型を覚えることで身につきます。
この方法は、距離感がまだ掴めていない初心者ゴルファーでも有効です。
安定して距離を打ち分けることができるため、スコアアップにも繋がります。
しかし、身体で覚える必要があるので地道な練習が必要です。
スイング幅の型を頭で覚えたら、ひたすら練習して身体に覚えさせましょう。
ゴルフは再現性を高めることが大事です。
繰り返しの練習で、いつでも同じスイングができるように頑張りましょう!
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