カスタムシャフトを使ってみたいけどどうやって選んだら良いんだろう?
ゴルフクラブを買うときに選べるシャフトの種類。
純正シャフトとカスタムシャフトではどんな違いがあるでしょうか。
カスタムシャフトは、ゴルフ初心者にもおすすめできるほどメリットがたくさんあります。
シャフトを変えるだけで、スイングが安定し、飛距離が大きく伸びることも。
この記事では、これからゴルフクラブを買おうとしている初心者、クラブの買い替えでカスタムシャフトを検討している中級者向けに、カスタムシャフトについて勉強できるよう解説します。
シャフトを変えるだけで、クラブそのものが変わったかのように振りやすくなることもあり、よりゴルフが楽しくなること間違いなしです!
Contents
カスタムシャフトってなに?
カスタムシャフトとは、クラブを買ったときについている「純正シャフト」ではなく、「シャフトメーカーが設計したシャフト」のことです。
近年ではシャフトを交換するゴルファーが増加しており、ほとんどのクラブでカスタムシャフトを販売しています。
そんなカスタムシャフトですが、どのようなメリットがあるのでしょうか?
また、カスタムシャフトは初心者でも購入して良いのでしょうか?
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カスタムシャフトを買う2つのメリット
カスタムシャフトを買うメリットは大きく2つあります。
ポイント
- 差し替えの手間が省けて安く買える
- 自分に合った特性のクラブが見つかる
あとからシャフトを交換すると、交換のための手間がかかります。
初めからカスタムシャフトで購入することによって、シャフトを交換する手間と交換にかかる費用を抑えられるため、結果的に安く購入できます。
また、カスタムシャフト最大のメリットは「自分に合った特性のクラブが見つかる」ことです。
万人向けに作られた純正シャフトと違い、カスタムシャフトには様々な特性があります。
自分に合った特性のカスタムシャフトを使うことができれば、ミスが減りゴルフの上達を早めてくれるでしょう。
カスタムシャフトは初心者にもおすすめ!
カスタムシャフトと聞くと、上級者向けと思われがちですが実は初心者にもおすすめです。
その理由は以下の3つです。
ポイント
- ミスに強くなる
- 自分に合ったスイングを覚えやすくなる
- タイミングが取りやすいので気持ち良く振れる
カスタムシャフトを使うと想像以上にクラブが振りやすくなります。
クラブの振りやすさはスイングの上達に直結します。
実際にカスタムシャフトに変えて、スライスの改善、飛距離アップなどスイングが上達したという初心者も多いです。
本気でゴルフを上達させたいのであれば、カスタムシャフトはおすすめです。
純正シャフトとの違いは価格と尖った特徴
一般的に純正シャフトに比べてカスタムシャフトは価格が高いです。
純正シャフトとの違いはどこにあるでしょうか。
純正シャフトは「万人向け」に作られているのに対してカスタムシャフトは「合う人が限られる」ように作られています。
純正シャフトは誰が使ってもまあまあの性能が出せるように設計がされており、癖がありません。
また、製造コストもカスタムシャフトに比べると抑えられているため安く作られます。
メリット | デメリット | |
純正シャフト | 誰が使ってもそこそこの性能になる | ピッタリ合うクラブは見つからない |
カスタムシャフト | ピッタリ合うクラブが見つかる | 純正よりも高い |
カスタムシャフトは2つのポイントで選ぼう
カスタムシャフトに興味が湧いてきましたか?
ここからは実際にカスタムシャフトを選ぶ際のポイントを解説します。
カスタムシャフトを選ぶポイントは、しなりの位置とトルクの2つです。
このポイントによって何が変わるのか解説します。
カスタムシャフトは「しなり」と「トルク」で選ぶ
先述したとおりカスタムシャフトは「しなりの位置」と「トルク」で選びます。
しなりの位置はキックポイントとも呼ばれ、スイング中にシャフトがしなりやすい場所を指します。
しなりの位置が変わるだけで、振り心地が大きく変わります。
しなりの位置がヘッドに近いほど球がつかまりやすくなります。
トルクとは、シャフトの「ねじれ」の大きさを指します。
シャフトはねじれるように設計されており、スイング中にねじれることでクラブヘッドの返りを助けています。
トルクの数値が大きいほどねじれやすく、球がつかまりやすくなります。
しなりの位置によって振り心地と捕まりが変わる
カスタムシャフトのしなり位置には3つの種類があります。
シャフトのしなりの位置
- ヘッド側でしなる「先調子」
- 中間でしなる「中調子」
- グリップ付近でしなる「元調子」
先調子のカスタムシャフトは、球がつかまりやすく、弾道が高くなります。
元調子のカスタムシャフトは、ダウンスイングでタメを作りやすく、弾道が低くなります。
スライスを改善したい場合は先調子、フックを改善したい場合は元調子のカスタムシャフトが選ばれます。
弾道 | 球のつかまり | |
先調子 | 高い | つかまりやすい |
元調子 | 低い | つかまりにくい |
トルクはしなりの位置と掛け合わせで特性が変わる
トルクは値が大きいほどねじれも大きくなり、球がつかまりやすくなります。
ただし、トルクの特性はしなりの位置によっても変わります。
先調子では、トルクの影響がより大きくなります。
元調子のカスタムシャフトだと、トルクの影響を受けづらくなります。
トルクの大きさとしなりの位置をすり合わせることで、理想のカスタムシャフトが見つかります。
【知らないと損する】絶対に失敗しないカスタムシャフトの選び方
カスタムシャフトは純正シャフトよりも高いことがほとんどです。
高いお金を出して買うなら失敗は避けたいですよね。
失敗せずにカスタムシャフトを購入するなら、試打やクラブフィッティングがおすすめです。
カスタムシャフトを初めて買う方とそうでない方でおすすめの買い方が異なります。
カスタムシャフト経験者は試打をたくさんする
カスタムシャフトを購入したことがあり、自分で選べる知識がある場合は自分で選ぶことをおすすめします。
その場合でも必ず試打を行って決めるようにしましょう。
同じ数値のカスタムシャフトでも、メーカーによって振り心地が異なるためです。
後述するクラブフィッティングでは、「お店が売りたいもの」を提案されることもあるため納得のいく一本に出会えない可能性があります。
それを避けるためにも、自分で候補を決めて試打を重ねることをおすすめします。
初めての購入ならクラブフィッティングがおすすめ
対して初めて購入する場合はクラブフィッティングがおすすめです。
クラブフィッティングを受けるメリットは、スイング診断の結果に応じておすすめの一本を提案してくれることです。
初めての購入の場合、メーカー毎の特徴やカスタムシャフトの種類がわからないことも多いでしょう。
クラブフィッティングでは、おすすめの一本を選んで貰えるので考える負担を減らせます。
また、おすすめされた一本のスペックを調べて自分でいくつか試す、なんてこともできます。
フィッティングは有料の場合がありますが、ゴルフスクールでは無料のスイング診断 を行っているので、試してみるのもアリです。
カスタムシャフトにチャレンジしたい方は、この機会にクラブフィッティングを受けて見てはいかがでしょうか。