ゴルフは大人のスポーツである。
そんな印象ありませんか?
実際、マナーは厳しかったり、お金がかかったり。
子どもがプレーするには「少し敷居が高いスポーツ」って感じですよね。
そんなイメージとは裏腹に、ジュニアゴルファーの登録者数は2000年代に入って大きく増えています。
その背景には、石川遼選手や宮里藍選手の活躍がありますね。
ボクも、ちょうどジュニアゴルフが流行り始める頃にゴルフを始めています。
ちょうど石川遼選手が話題になる直前でした。
今回は、ボクの経験談も交えながら「ジュニアゴルフの今とこれから」についてボクの考えをまとめたので記事にしてみます。
一つの意見だと思って読んでくださると嬉しいです。
ジュニアゴルフはプロ養成所?
ジュニアからゴルフを始める=プロを目指す。
ジュニアゴルフ界隈では、そんな考えが当たり前になっている風潮があるような気がします。
実際、ジュニアゴルフは非常にレベルが高いです。
スコア70台とか当たり前です。
プロという目標に向かって技術を磨いていくことは、決して間違いではないと思います。
だけど、ボクが思うに最も重要なのは「ゴルフが楽しくて好きだと思えること」かなと。
ジュニアゴルフは厳しい世界です。
周りの大人たちから、スコアをもっと良くしろとか、スイングはもっとこうしろとか、できなかったらバツがあるとか、アホらしいなと思ってしまいます。
そんな教え方をされた子が、大人になってゴルフをつづけるだろうか・・・。
きっと、「ゴルフって楽しくないな」と思ってやめてしまう子もいるんだろうなと思います。
他のスポーツ、例えば野球やサッカーはプロを目指す子たちもいますが、楽しいからやっている、好きだからやっている、という子も多くいると思います。
ゴルフも同じように、もっと気軽に楽しめるといいなと思います。
ゴルフ業界を活性化させるには、レベルの高い選手を集めるのではなく「ゴルフを楽しんで続ける人」を増やす必要があると思うのです。
ジュニアゴルファーを育てるという視点自体は間違ではないものの、方向が少しずれているような気がする。
要はもっと気楽に楽しめるスポーツになればいいのだ、と思う。
これからのジュニアゴルフに必要な要素とは
結論からいうと
「ゴルフって楽しい!」「ゴルフが大好き!」
そんなふうに感じながらプレーができること。
それがこれからのジュニアゴルフには必要なのかなと思います。
スコアを良くする、大会で勝つ、できなかったことをできるようにする、プロを目指す。
10人いれば10通りの目的があって良いと思います。
大事なのは、楽しむこと、そしてゴルフが好きであることです。
先程もお話したとおり、ジュニアゴルフ=プロを目指す、という考えが当たり前になりつつあります。
その場合、プロになれなかったらどうなるのでしょうか?
ゴルフが好きなら続けるかもしれませんが、そうでなければもうやりませんよね。
あるいは、厳しい練習ばかりに嫌気がさして途中でやめてしまうかもしれません。
でも、ゴルフが楽しくてたまらない子どもだったら、大人になってもゴルフを続けるでしょう。
その姿を見た子どもが、「楽しそうだらやってみたい!」となったら、ゴルファー人口はどんどん増えていくんだと思います。
どんなことにも当てはまると思いますが、新しい文化が生まれて変化していくことはとても大切だと思います。
ゴルフ業界はとても古くて変化が遅れていると言われていますが、ボクは着実に変化が訪れていると思っています。
その変化を加速させるのはジュニアゴルファーたちかもしれませんね。
置いていかれないように要注意です。
自分の子どもがゴルフを始めるとしたら
ボクはまだ24歳で結婚もしていないし子どももいません。
でももし、自分の子どもがゴルフを始めるとしたらどうするんだろうと考えてみました。
自分で教えるのか、スクールを探すのか・・・。
たぶん最初はボクが自分で教えるんだろうと思います。
一緒にやって、自分なりの楽しさを見つけてもらいたいなと。
その子にとって、「ゴルフをする目的がなんなのか」に応じてスクールを選んだり、そのまま自分で教えたりを考えたいなと思います。
逆に、楽しさを見つけられないならやらなくていいかなぁ。
欲を言えば一緒にラウンドしたいですけど。
なにかを強制したり、こちらで目的を作ったりはしたくないので、あくまで自分自身で決めてもらう、そんな方針でいたいなと思います。
ジュニアゴルフはプロを目指すだけじゃない
ボクも小学生の頃からゴルフをやっている人間の一人です。
でも、完全なエンジョイゴルファーです。
あんまりスコアも気にしないですし、プロ級に上手いわけでもありません。
それでもゴルフは好きです。
今では、ゴルフの楽しさをもっと広めたいと思っています。
これから、子どもにゴルフを始めさせようとか、ゴルフをやりたいという子どもを持つ親のみなさんに知っておいてほしいことがあります。
ジュニアゴルフはプロを目指すことだけが目的はない。
様々な課題を自分の頭をつかって解決させる、上達する、できなかったことができるようになる。
こうした経験は、将来必ず役に立つと思います。
また、ゴルフ場でのマナーや他の人を不快にさせないという考え方は、人間性を高めてくれる手助けにもなると思います。
ジュニアゴルフでは、単純なゴルフの技術以外にも学べることがたくさんあるので、習い事としてはかなりおすすめできると思っています。
ただし、必要以上に厳しくしたり、プロを目指すことを強要したりするのはやめましょう。
ゴルフは誰でも楽しむことができるスポーツです。
ゴルフ業界の将来を担うジュニアゴルファーを育てましょう!