こんにちは、けんてぃです。
「どんな練習メニューがあるのか知りたい」
「今の自分に合った練習ってなんだろう?」
そんなお悩みを持っている方に向けてこの記事を書いています。
ボク自身、11年以上ゴルフをやっていて、打ちっぱなしにもよく行っています。
せっかく打つのに何も考えずにやっていたらもったいないと思って、目的や課題を考えながら打っていると、メキメキと上達していくのを感じるようになりました。
それだけでなく、練習時から一球ごとに反省を取り入れる癖をつけることでミスの原因やそこからの立て直し方を自己分析できるようになるので、スコアが安定するようになります。
今回の記事では、
✓スコア別の練習で意識するべきポイント
✓初心者向け練習チェックリスト
について書いていきます。
この記事が皆さんのゴルフの上達に少しでも貢献できれば嬉しいです。
Contents
■打ちっぱなし到着から帰るまでの一連の練習の流れについて
まずは打ちっぱなし到着から帰るまでの練習の流れについて書いていきます。
実際にボクが意識していることを書いていきますので、ぜひこれからの練習時に参考にしてみてください。
以下のような順番で説明していきます!
2.ウォーミングアップ
3.今日の目的を確認
4.ルーティン
5.スイング
6.反省会
1.打席選び
打ちっぱなしについたら打席を選びます。
打席はその日の目的に合わせて選ぶようにしましょう。
打席は大まかに分けると以下の4つに分けられます。
それぞれ特徴もあるので覚えておきましょう。
種別 | 特徴 |
1階 | ボールの着地を実戦に近い形で見ることができる。
アプローチの練習に向いている。 |
2階 | ボールが着地するまでの時間が長く、軌道の確認ができる。
スイングの練習に向いている。 |
真ん中 | 視界が広く、ネットが気にならない。
スイングの練習に向いている。 |
左右端 | 左右のネットを目安にしてショットの練習をすることができる。 |
その日の練習似合わせて打席を選びましょう。
基本的に、2階の真ん中あたりが初心者向けと言われています。
理由は、打ち下ろしになることや、ボールの軌道を確認しやすいこと、比較的空いていることが多いのでのびのびスイングすることができること、などが挙げられます。
まだよく課題が見えていない場合は2階の真ん中を選んでみましょう。
「自分で理由をつけて打席を選ぶ」という意識が大切です。
2.ウォーミングアップ
打席が決まって、席についたらウォーミングアップです。
準備体操や軽い素振りを行って、体の緊張をほぐしましょう。
怪我の予防にもなる他、体がリラックスして打てるため、いいショットが打ちやすくなります。
入念に行いましょう。
3.今日の目的を確認します。
球を打つ前に今日練習場に来た目的を確認しましょう。
目的を考える際のポイントは、「なぜその練習が必要なのか」まで考えることです。
例えば、
「前回のラウンドではドライバーがまっすぐ飛ばず、大きなロスがあった。それ以外のショットは良好だったのにもったいない。今日はドライバーの練習をしよう。」
→ドライバーを直せば更にスコアアップに期待ができそう。
「前回のラウンドではドライバーの飛距離がなかなか出なかった。でも、それよりグリーンまわりの処理が上手く行かず、グリーンを行ったり来たりしていたな。アプローチの練習をしよう」
→単純に飛距離を伸ばすことよりもアプローチを練習したほうがスコアアップに期待できそう。
時間は有限で練習できる球数も限られますので、どこに重点を置くべきかを見極めるのは非常に大切です。
自分に何が足りないのかを意識して、足りない部分を補う練習を取り入れるようにしましょう。
4.ルーティンを作る(ある人は飛ばす)
ルーティンという言葉をご存知でしょうか?
プロのアスリートが試合前にリラックスするために行う行為で、人によって様々です。
ゴルフの練習でもルーティンを取り入れることで、ショットを安定させることが狙えます。
また、本番でも同じルーティンを行うことで、緊張をほぐして練習どおりにスイングができるようになるでしょう。
ぜひ自分なりのルーティンを作ってみてはいかがでしょうか?
ちなみに、ボクの場合はスイングの前に目標にクラブを向けるようにしています。
今からそこに打つぞ!という気合を入れてスイングに入るようにします。
始めはスキな選手のルーティンを真似するとかでも良いと思います。
コツは「毎回やって体に覚えさせること」です。
自動的にその動作をするようになれば完璧です。
5.スイング練習
ここまで来たらやっとスイングに入ります。
ボクがスイングで意識していることは以下の通りです。
✓徐々に番手を上げていく
✓リズムを崩さずに打つ
✓1球ごとに反省を行う
✓まずは100ヤードショットから
まず最初は9IかPWを使って100ヤードちょうどに落ちるようにショットを行います。
これによって、リズムを掴んだり、その日の調子を確かめたりします。
また、安定して100ヤードショットができるようになっておくと本番でも距離感をつかみやすくなるのでおすすめです。
ボクは9Iでやることが多いですが、力を入れずに100ヤードに届くクラブでやってみましょう 。
✓徐々に番手を上げていく
何球か100ヤードショットを打って、リズムと調子を掴んだら本格的に練習に入ります。
まずはアプローチからやることが多いです。
ハーフショットを中心に、狙ったところに狙ったボールを出せるように意識します。
それから徐々にスイングを大きくしていき、番手も上げていきます。
ドライバーまで打ったら、また短い番手に切り替えます。
ドライバー→アプローチのようにクラブの長さが大きく変わってもスイングを崩さないように意識しましょう。
✓リズムを一定にする練習を入れる(慣れてきたら常に一定にする)
下記の記事でも書きましたが、スイングのときにはなるべくリズムを一定にすると良いです。
【必読】ゴルフ初心者のための練習で意識するべき5つのポイント
スイングごとにリズムがバラバラだとなかなか安定して打つことができません。
とはいえ、初心者のうちは自分のスイングを確認しながら打つことも重要なので、なかなか一定のリズムでスイングすることが難しいかもしれません。
そこで、何球かを「リズムを一定にする練習」に使ってみましょう。
この練習の時には、ボールの軌道やスイングをあまり気にせず、「リズム」だけを意識してみましょう。
おそらく、最初のうちはなかなか上手く当たらなかったり、空振りをしてしまうこともあるでしょう・・
ボクもこれを始めた当初はなかなかボールに上手く当たらなくてイラッとしてしまったり、凹んだりもしました。。
やっていくうちに徐々に当たるようにもなってくるはずなので、根気よく続けてみましょう。
慣れてきたら、最初から最後まで一定のリズムで打つ練習をしてみても良いと思います。
✓1球ごとに反省を行う
これが最も重要かもしれません。
打ちっぱなしでは、1球1球反省をしながら打つことを意識しましょう。
ミスが起きた時はもちろん、上手く行ったときも反省するのがポイントです。
反省するときには、「なぜ」をできるだけ繰り返して深い反省を意識しましょう。
例えば、以下の図を参考にしてみてください。
上手く行った際にも同じように反省を行い、「なぜうまくいったのか」を言語化しておくことが大切です。
そうすることで、ラウンドに出た際に自分の球を分析してスイングをその場で改善することができるようになるでしょう。
6.反省会
最後に反省会です。
帰り道などで良いと思います。
今日の練習内容と、3.で考えた目的を比較して反省を行いましょう。
以下のようなことをポイントに反省するのが良いと思います。
✓新たに浮かんだ課題はなにか
✓次の練習目的はなにか
しっかり反省することで、練習を意味あるモノにしていきましょう。
■スコア別に練習で意識するべきポイント
続いては、スコア別の練習ポイントになります。
先程の大まかな流れについては、初心者から上級者まで大きな違いは無いと思っています。
しかし、限られた時間の中で「何を意識して練習するか」というのは、現時点の自分の実力を客観的な視点で見て決めていく必要があるかと思います。
そんな時にには自分のスコアを見て考えてみましょう。
スコアを見れば、自分の実力の立ち位置を客観的に判断することができます。
あくまでも一つの参考程度に考えてもらえればと思いますが、以下のレンジが目安になるかと思います。
110〜130:初心者〜中級者
110以下:中級者〜上級者
そして、それぞれのレンジにある方がどんなことを意識したらよいかというと、以下の通りです。
✓110〜130:アプローチの練習
✓110以下:コースマネジメントを意識した練習
スコア130以上の初心者は、クラブにボールを安定して当てることができるように練習しましょう。
安定したスイングができるようにすることが第一歩です。
以下の記事を参考にしてみてください。
【家でもできる】ゴルフの練習方法まとめ【初心者必見】
【超重要】ゴルフ上達の必須条件!「ビジネスゾーン」とは。。?
110〜130の方は、アプローチの練習がおすすめです。
おそらく、ドライバーからパターまである程度安定して打てるようになっている頃合いだと思います。
アプローチ練習ではボールコントロールや距離感などを身につけることができる上、実は飛距離のアップにもつながることがあります。
以下の記事を参考にしてみてください。
【超重要】ゴルフ上達の必須条件!「ビジネスゾーン」とは。。?
【初心者必見】アプローチショットがうまくいかないたった一つの理由
スコア110以下で100切りを目指している方は、アプローチ練習も重要ですがコースマネジメントを意識した練習を取り入れるといいでしょう。
特に、このレベルの方であれば自分の特徴や強み・弱みがある程度把握できるようになっているかと思います。
その中で、どのようにして100切りを達成するかを考え、スコアを組み立てていくことが必要になります。
得意なところを活かしつつ、18ホールの中でどんなところに注力するのか、戦略をしっかり考える癖をつけておきましょう。
■初心者向け練習チェックリスト
最後に、初心者の方向けに練習のチェックリストを作成してみましたのでぜひご参考にしてみてください。
✓現在の自分の課題はなんですか?
✓今から練習するクラブを選ぶ理由はなんですか?
✓何球打って何球良いあたりが出ましたか?
✓ミスショットの原因はなんですか?
✓今日の練習を通して見えた課題はなんですか?
ただボールを打つだけでなく、色々なことを考えて、試しながら練習をしてみましょう。
頭も体もクタクタに疲れるかもしれませんが、良い練習ができた証拠です。
ぜひ、試してみてください!